バンコクで猛烈にお腹くだしまくりのTABIKODOMOです。
北京からの大移動を経てたどり着いたモンゴル・ウランバートル。そこから市内観光もほとんどせずに訪れたのは、テレルジ国立公園から少し先。
電波も入らない、お風呂も入らない、トイレは青空の下、牛糞とたくさんの動物たちと戯れながら過ごす、超人間!な生活を4日間。
モンゴルメモ
- 100円=2,459トゥグルグ
- 超わかりにくいのでおよそ20,000トゥグルグが1,000円というかんじ
- SIMカード(絶対いないのになぜか30日間・gmobile社)=25,000トゥグルグ
- 現地の人が一番使っている通信会社はunitelらしい。gmobileでもウランバートル市内は全く問題ないけど、郊外でたら全く繋がりませんでした。(unitelだと置く場所によってたまに電波入るとかなんとか)
- 市内バスはICカード・U moneyの購入が必要。1枚3,800トゥグルグの買い切りでチャージするシステム。kioskとかで購入可能
- 現金でも乗れる?かもしれないけど断られる可能性もあるらしい
- ちなみに主要バス亭以外キリル文字表記のみなのでかなり難しい
- 走っている車がほぼ日本車。しかも9割プリウス。
大学時代の友人に乾杯
同じ大学、同じ学部、同じ学科、同じ学年にたまたまモンゴル出身の友達がいて、その友達が今モンゴルにいる知人を紹介してくれたのがはじまり。
その方を訪ねると、その方の同僚の女性が自分の実家へと連れて行ってくれるというではないか…!
しかもその人の実家はゲルではないので、現地のゲルの人の家にも泊まれるように交渉してくれるというではないか…!
今日もみんなの助けがあって世界を楽しく回れています。ありがとう。
っていうかモンゴル結構寒い
10月に入ると、モンゴルはもう冬。到着した朝は8度。朝晩はそのうちもっと冷えて、夜は氷点下のこともしばしば。観光シーズンが7,8月だというのを身をもって体感。サンダルしかもっていなかったのでかなり寒かったです。
ウルトラライトダウンとフリース、ゴアテックスマスト。もっと冬になったら一体どうなるのでしょう。笑
と、いうわけで早速その訪ねた日の翌々日から、超大自然へと出発。
まさかの買い出しスーパーで車事故った
迎えに来てくれたAさん家族。旦那さんとおばあちゃん、2才の男の子と5才の女の子。
井戸で水をくむのよっていいながら大量の空のボトルと大量の荷物。すでにパンパンなのに途中で大型スーパーに寄って、保存が効く食材を購入。
はぁ〜買えたね〜〜って、外でたら、Aさん家の車の後ろ右バンパー鬼へこみ。隣にとめようとしたおねおばさんカーが思い切り突っ込んだらしい。警察をよんで、修理工場へ。ウランバートルに戻ってきてからの修理ということで、
かなりズッシリと重い空気感のまま出発。
こういう事故はメジャーなのかすら聞けなかった。。でも
停まってる車に、駐車したい車が突っ込むってただ運転がへt…だよなぁとかぼんやり思いながら1時間が過ぎると、
とんでもないオフロードがやってきた。水たまり、泥沼、いかつめの岩、牛。そんなものをぐねぐねと乗り越えながら2.5時間。今度はその悪路に雪が積もっていて、これが日常の運転なのかと思うと、ゾッとした。
家畜生活が始まった。
①一日の流れ
おばあちゃんが薪に火をつける→塩の入ったミルクティーを数杯、乾パンや乳製品一緒にいただく→乳搾りする→ミルクティーを数杯飲む→ミルクティーを数杯飲む→貯蔵庫に保管してあるお肉と野菜を使ってご飯をつくる→食べながらミルクティーを飲む
ほんとどんだけ!?というくらい塩ミルクティーを飲む。
しかも「ミルクティーは体にいいもの」としてモンゴルの人は身体に蓄える能力があるらしく、全然トイレに行かない。
わたしは垂れ流すように何回もトイレに行きました。蓄えられなくてごめんなさい。
②乳製品の種類が半端でない
・ミルクを煮出して固形にして干したもの
・ミルクに砂糖をいれてチーズに
・ミルクを煮出す時にできる膜をアレンジしたもの
・チーズを割いたみたいなもの
・ヨーグルト
などなど。。。
③水が貴重。だから食器の洗い方がすごい。
井戸でくんでくる水にはかぎりがあるため、基本的に包丁やまな板は洗わない。食べ終わった食器はおけに入れて食器を重ね、一番上の食器にお湯をいれる→指で洗う→次の食器にお湯を移す、というスタイル。
④なるほど。乳搾りの仕組み
散らばっている牛を集めると、その子牛を1匹ずつ小屋から出す。子牛を見るとその親牛からミルクがでる仕組み。すごい、よくできてるなあ…
⑤夏と冬で住む家が変わる
夏が終わって涼しくなると、家畜のために住む家を変える。夏ゲル→冬は木造の戸建、とか夏木造の戸建→冬別の木造の戸建、とかいろいろ家族によって様々みたいだけれど、とにかく住む場所が変わる。
Aさん家族は最近冬の家に移動したらしく、到着した日に「まだ鶏が移動できてないのッ!」といって鶏20羽くらい迎えにいって、車に押しつめてつれてきた。
⑥星空が本当に半端じゃない
夜。もちろん街灯もなにもないので、懐中電灯を消すとこの星空。はんぱじゃなさすぎ。
そして、憧れのゲルへ
Aさんのお家2日目の途中から、ゲルに住む家族の家にお邪魔して、そのままわたしだけ残ることに。
お母さん、お父さん、お兄さんと弟さんの4人家族で、まっっっっったく言葉は通じない。でも気持ちのいい空気感。笑顔であったかい、こんなどこのやつかも知らない日本人を受け入れてくれた感謝の気持ち。
モンゴルの人はトランプが好きだ。その日も家族で25ゲームくらい永遠とトランプをやっていた。
けど全くしらないルールすぎて、25ゲーム見続けたのにルールがわからなかった上にちょっと居眠りした(ごめんなさい)。
4人家族なのに2台しかないベッド。さらにそのうち1台と大量の掛け布団をわたしに貸してくれて、息子たちは床で寝ていた(ごめんなさい)
しかも朝起きたらわたし以外全員起きていて、乳搾りに出かけていた(ごめんなさい)
無能でごめんなさい
砂糖のビンにハエがたかりまくって困っていそうだったので蓋に適した厚めのビニールとゴムあげるくらいしかできなかったのに、それでも喜んでもらった、ほんとうに無能でごめんなさい。。笑
お兄さん、繋がらないFacebookで
お兄さん(推定29才くらい)、名前を教えてくれて、引き出しから取り出したスマホでわたしの写真をたくさん撮っていた(しかもピンの不意打ち)。
電波の入っていない繋がらないFacebookを開いて、わたしと友達になろうねって約束したのに、
約束したのに…
お兄さんの名前のスペルわかんなくて検索できないよ…
と、今になってキリル文字のスペル教えてもらえばよかったと大後悔です。
モンゴルトイレ事情
青空っす。でもたまに小屋あります。
開放感はんぱなくて個人的には超好きでした笑
そして、また一つ、強くなれた気がします。
ありがとうだけじゃ絶対足りないのにありがとうしか言えない
こんなかんじで4日間、かなりローカルなホームステイをさせてもらって、日本の生活では絶対ない風呂なしの生活とか牛糞踏みまくりの生活とか、乳搾りで乳はねても服洗えない生活とか、おかげでウランバートルに戻ってきた時は半端でない家畜臭になりましたが、
こんなに最高にあったかい生活ができたことに、
バイルラー(ありがとう)しか言えないのが悔しい。
わたしがこの後できることって、なんだろうな、と考えながらモンゴルを後にするのでした。
あっ。一番謎だったけどモンゴル人のウェディングフォトに参加した話は今度こそ次回。笑!