インドから飛んだ先はカザフスタン、気が抜けたのか着いた瞬間タクシーに騙されてぼられたTABIKODOMOです。寒いです。
インド2ヶ月弱まわって、しばらく腹パンじゃと思っていたのにあの暑苦しいインド人がすでにちょっと恋しいななんて思っている自分がいて怖い。
さて、成都から飛んだ先は初上陸の国、ネパール!元会社が同じだった先輩Mさんと旦那さんNさんが今住んでいるということもあり、泊めてもらって大変お世話になり、短いながらもものすごく充実していた、そんな時の話。
ネパール情報
- 100円=103ネパールルピー
- 入国にビザが必要。
- ネット申請でもアライバルでも可だが、着いて滞在期間に応じてUSドル支払う必要があり。
カトマンズの空港は異常に時間がかかる
ビザの支払いがあるとはいえ、通常の空港ならば、到着から出口まで、1時間みておけばいいでしょうと甘くみていたものの、とにかく並ぶ。結局到着から出口まで2時間ちょっとかかるのがカトマンズ。
並ぶのがめちゃくちゃ長蛇の列!なわけでもないのに、一人一人の入国審査がなぜか異様に時間かかる。そして度々おこる停電。
それなのに飛行機はばんばんと、次から次へと到着するもんだから、預け荷物受け取りのところに足の踏み場に困るほど荷物が散乱していて、ちょっとふふふってなってしまう。
インフラの整備が、日本から考えるとまだまだのため、街中でも信号がほぼ機能していない。警察官がカオスな量の車の間にたって整備を行い、街中の電線は、電柱が折れんばかりにまとわりついている。
聞いたら、なにかあって(邪魔だとか、もあるらしい)切れた電線を処理する前に次の電線をつけるため、そりゃ増えるしか道がない。
久しぶりのこのカオス感を全身で感じて、ぶわっとまた「旅感」みたいなものがこみ上げてきた。
隠れたグルメ大国だった
お世話になったNさんMさんご夫婦に、とにかく毎日たくさんグルメを食べさせてもらった。それがものすごく美味しくて、わたしは一気にネパールファンになる。
中国(チベット)、インドからたくさんの影響を受けて、それがそれぞれ独自に進化して美味しさを熟成させたのであろうと思うと、島国生まれのわたしからするとかなり羨ましいなと思ったり。
しかもインドと違うのは、結構お酒が飲める、サイコー!と叫びたくなる素晴らしい国。ビールの種類も豊富で、空き缶家に飾りたくなるほどかわいい。
定番料理・ダルバート
インドでいうターリーだけど、どちらかというとわたしはネパールのダルバートのほうが味が日本人に向いていると思う。ワンプレートに大量の種類のカリーや野菜、漬物的なものが盛られて運ばれてきて、それを指(スプーンでもいいけど)でいろんな風に混ぜながらいただく。休憩にきゅうりを一口。次はヨーグルトとすこし混ぜてみたり、そのヨーグルトをデザートみたいにして最後に食べる。ワンプレートなのに、いろんな味の側面を100%楽しめる、なんだか素晴らしい料理だ。
こちらもマスト料理・モモ
もはやネパールの人たちはこれをおやつとかのタイミングで食べているのをよく見かけた。日本でいうところのミニ水餃子。インドにもモモはあるけれどもっとサイズが大きくて、手頃にばくばく食べられるのはネパールのほう。
付け合わせのソースがほんのりピリ辛で、これまたビールが進む。中のお肉は水牛。油っぽくなくて、食べやすくて、もうわたしは水牛先生のすっかりファン。
コリコリ感たまらん・バフタン
水牛先生の舌。もともとホルモンとか牛タンとか大好物なわたしにとって、こんな美味しいものをまさかネパールで食べられるなんて。うま。しっかりめの歯ごたえに、コリコリした部分のハーモニィ。これまたビールがすすむ。塩や胡椒、数種類のスパイスを都度ちょんちょんとつけて味変して、またビールを一口。
お好み焼き的なかんじ・ウォー
ウラドダルという豆を使って生地を作って、そこに野菜を切って混ぜて焼いたお好み焼き的存在。スープのような、緩めのソースをかけていただく。これ日本の屋台で出てたらいいのになぁ。
ちなみに芋バージョンの生地もあって、こちらはピザ感覚で多分名前がチャタモリ。(検索したらこれ米粉ってかいてあるけどどっちなんだろうどっちにしても美味しくてたまらんです)
マリネ史上トップクラス・チョイラ
水牛先生を使ったマリネ。玉ねぎやきのこ、なんか葉っぱとマリネしてあってほんのり辛くマサラ風味。獣臭さなんて全くなくって、さっぱり。自分が今まで食べたことのあるマリネ界でトップクラスにランクインしてきたうまうまおつまみ。
チベット系料理・ギャコック鍋
豆腐、お肉、春雨てきなもの、ゆで卵、野菜などが入って優しい味の栄養満点お鍋料理。大人数で寒い季節に囲んで食べるのが日本のお鍋文化と似ているけど、このギャコック鍋の具と味付けのバランス最高すぎて(たとえばチゲ鍋とかだと全部チゲ味になっちゃうけど、これは素材の味もがっつり楽しみながらもスープがひたすらうまい)日本にも上陸しまくってほしいと願う鍋。
木でできた器で飲む・トゥンバ
チベット民族の人が好んで飲むという、キビを発酵させてつくるお湯割りのお酒。寒い季節に非常によい。飲み方が特殊で、①木でできた巨大なコップにキビがはいったものと魔法瓶にはいったお湯が運ばれてくる②コップにお湯をそそぎ、3分待つ(キビからアルコールがじわっと出る時間)③ストローで飲む。
飲み終わったらお湯を注ぎ足して、また待って飲む。(次第に薄くなる)ストローで飲むもんだから酔いが回って3回飲んだらもうすっかりいい気分。
はぁ、またご飯たべにはやくネパールいきたい。
自力では到底会えないすごい方たちと会う
お世話になったNさんMさんご夫婦にご飯に連れて行ってもらうたびに、自力では到底お会いできないすごい方々とお会いすることができて、こうやってわたしが旅をできているのもそういった方々のおかげなんだって、いっろんな人に助けてもらいながら旅ができてる、ぜんぜん1人旅じゃないじゃん実は。って改めて認識した。
さらに嬉しいことに、そんなすごい方々が、わたしのことをすごくおもしろいって言ってくださって、ブログも読んでくれている、、、!ネパール編、大変お待たせいたしました、、!!!!みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか、、!
で、そんな方々の話ってものっすごく面白くて勉強になって、いつかまたどこかの国もしくはネパールでお会いできたらいいなぁ。出会わせてくれたご夫婦には本当に感謝しきれません。
ネパリー式ナイトクラブが異常におもろい
すごい方々と会うと同時に、カトマンドゥのクラブにも2回ほどくりだした。これがまた、こう日本でいう「ナンパのために~」「ちゃらい~」とかの雰囲気全くなくて、みんな純粋に、音楽を楽しみにきていてよい。若い子もおじさまも、ぎゃんっぎゃんっに踊っていて、はあネパール最高です。
付き人
クラブの中で会ったネパール人、九州大学に留学、さらに卒業後は日本の企業に就職が決まっているという男性がいた。ものっすごくわたしが破天荒に踊り狂っているものだから心配してくれたのか、永遠に付き人になってくれて、帰りのタクシー代までだしていただいた。
本音をいうと、わたし1人じゃないしMさんと一緒だし、付き人してくれなくてよかったんだけどなぁ、なんてそんな贅沢な。
不思議な団体
2回目に訪れたとき、Mさんとわたしは世界中でレストラン経営をしている人たちの会合?という不思議な団体に会う。
お酒を飲みながらこれまたぎゃんぎゃん踊っている、さぁそろそろ次の人たちに絡みに行こうか~とふらふらしていると、その団体さんになぜか、離してもらえない。
地元ネパリーガールズがその様子に気づいて「こっちで一緒に踊ろう!」と手を伸ばして誘ってもらって、あぁよかったってそちらに移動したら、団体さんたちわたしたちのこと探してつれもどそうとするではないか。はじまる不思議な日本人の取り合い。
漫画みたいで、「え、なんでわたしたち、、?もっとモデルさんとかならあれだけど、、、笑」って苦笑しながら、その抗争に少し疲れて、逃げるように退店、外で食べるフリーモモ(なぜかエントランスでもらったモモのタダ券)が美味かった。
食べて飲んでばっかり
もちろん町歩きもしたし、観光も(ちょっと)した。歴史も文化も、宗教も深くておもしろいけれど、やっぱりそれに追加してここは人に絡むのが一番おもしろい。
と、食べて飲んでばかりのカトマンズ(要するに最高)だったけれど、やっぱりネパールといえばトレッキング!山!
日数が少なすぎてがっつりしたものはできなかったものの、ナガルコットというところまでは歩いてきた、そんな様子は、また次回。