【中国・張家界】アバターの舞台!武陵源と天門山で、バンコクで知り合った人が合流してまさかのわたしがブチギレ事件簿②

インドの寝台電車、殺されるかと思うくらい寒いです、TABIKODOMOです。

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エアコンとかではなく、隙間風が鬼さむ

リアルタイムはブージからゴアへ。もうすぐビールが飲めるの思うとウキウキです。

ちなみにブージ最高すぎてみんなに超絶おすすめしたいです。最高。

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放牧中の遊牧民、イーストラバリ族

さて、前回の話の続き。

Kさんことモレゾーが、張家界にやってきました。

差し入れのパラパラ絶品炒飯

わたしも中国はハイスピードで回らなくてはいけなくて、張家界にいられるのは2日。モレゾーが到着する土曜日の昼前、という時間に合わせ、わたしも朝食をとる。

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豆腐の辛い鍋と思ったらしっかり臭豆腐でつらかった笑

宿にモレゾーが着くやいなや天門山に出発したらかわいそうか。もしかしたら彼はフライト後でお腹が空いているかもしれない。

それだったらと思い、朝食を食べていたところで一緒に炒飯もテイクアウトすることに。

彼がお腹すいていなければ、おにぎりにして天門山に持っていけばいい、と思っていたら、着いた彼は「絶妙にすいている」とのことだった、ので炒飯を彼にあげた。

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張家界の鉄道駅

ホテルのロビーで食べ始め、ほんの数口たべたところで「今はもういい、またあとで。」と、彼の泊まる部屋に持って帰ってしまった。

絶妙に腹がすいている、というのは、たいしてすいていない、ということなのか、日本語とは難しいものだ、と思いながら、その炒飯が食べられることは今後あるのだろうか、とも思う。

そんな疑問をもったまま、いざ天門山へと出発した。

調べなければ旅はできない

天門山は入り口のぽっかり穴の空いた岩だけでなく、中はものすごく広くみどころがたくさん、1日では見きれないほどの広さ。

というわけで、行きたいスポットというものを決めてルート決めをしようと尋ねた

わたし「どこがみたいとかありますか?」

モレゾー「えっとなぁ、そこ、なんやったっけ?」

未だかつて、一緒に旅行をした人で、行った先の目的地がなんなのかわかっていない人は初めてだった。

ん、この人はもしかすると、なにも目的なしに調べなしに来たのかもしれない。なぜ来たんだろう?そんな疑問が、どんどんと膨れていく。

説明し、あーそーやったそーやった、特におれはないかなぁとか言われて、ほぇぇ?とおもいながらも、わたしのプラン(わたしは階段がんばって登れればそれでいい!というシンプルな希望)に沿って登ってみることにした。

天門山やっぱり圧倒的にスゴイ

宿のすぐ近くの天門山専用のバス停から、早速バスに乗って、麓まで。

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とまってたロープウェイ。これはかえって乗らなくてよかった気もする

そのあとバスを乗り換えて、99個ものヘアピンカーブを登り、(チケットによってはここがロープウェイを使うところ)、そこからついて999段の階段を登る。

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Cというタイプが「バスでいってバスで帰る」やつ
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遠くに見える穴こそが、あれ!

中国人の観光客でごったがえしているものの、やはりついて見上げればものすごい大迫力の岩穴。急斜面にもほどがあるでしょ!とつっこみたくなる階段。を、足パンパンになりながらのぼる。

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夕方になるとライトアップがはじまる
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足ぶるぶる
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大迫力の穴

登ったらさらにそこから降り先が見えないほど長いエスカレーターを、何本も乗り継いで、ようやく歩けるスポットのスタート地点にたどり着く。

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そのあとは東回り西回りを選び、(適当な)道を選んで歩く。それぞれの道には、断崖絶壁の場所にわざわざ足元ガラスで透けるように作られた道、リフトとか、二つの山をつなぐ吊り橋、なんかがあって、単純に歩いていても飽きない楽しい場所だ。

なんでだろう

そんな道を迷いながら歩いて、本来楽しくないわけない。

でもいくら話しても、なんだか話が盛り上がらない。っというのも、

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紅葉もはじまっていていいシーズンなはずなのに

わたしが話すことに対して、モレゾーは知ったかぶりでしか回答しないからだ。

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ゆれる吊り橋

わたしがどれほど必死にかき集めた、例えばこの次にいく中国の情報でも、

モレゾー「あーそんなところあったなぁ」

で会話をすまされてしまう。絶対知り得ない情報だとしても。

その上会話の中でものすごいマウントをとってくる。

わたしは次第に疲弊し、多分最後の方は歪んだ笑顔になっていた。

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日が沈んでくると、影になって迫力アップ

夕飯

モレゾーがやってくるとわかってあらかじめ、(一人では食べられない)火鍋を食べに行こうと誘っていた。

かなりいろいろ疲弊して天門山から戻り、調べて口コミの高い店まで、疲れた足を動かして尋ねる。着いた先にあったその店は、店構えのキチンとした様子。その様子を見てモレゾーは、

なんか高そうやなぁ

と呟く。わたしは腹も減っていたし、とにかく中国はいってずっと食べたかった火鍋が食べられるなら、少し高くてもいい、と思っていたのでここでよい、でも嫌なら、、お任せしますねと言うと

ほんならやめとこか

って、夕飯が遠のいた。はぁお腹すいた。

また少し歩いて見つけた、少しリーズナブルっぽい?火鍋屋さんに、倒れ込むように入った。もう口コミとかどうでもいい。

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火鍋だいすき

火鍋はげきうま。ビールもいれて、久しぶりに単品じゃない料理。これは最高だ。辛くて旨い。火鍋最高。(色々)疲れた体に、染みた。

と、なかなかいい気分になってお会計。

わたしがトイレに行っている間にモレゾーはALIPAY(中国全土で使えるIC払いの代表格、最近日本のクレカ登録も可能になったらしい)でお会計を済ませてくれていた。

わたし「ありがとうございます。いくらでしたか?」

モレゾー「229元やな。半分だと114.5くらい?」

それは、「くらい」ではなく、「まさしく」だ。

わたし「でも中国元でわたしても、すぐにバンコク帰っちゃうし微妙ですよね?どうしたらいいです?」

モレゾー「じゃあ日本円がええな。振り込んでもらう感じかな」

なんか、かなり衝撃だったし、なんだか、またどっと疲れた。

明日はアバターの舞台、武陵源。天門山よりもはるかにエリアが広い。行きたいポイントを決めなきゃですねって、そう伝えて夜風にあたりながら帰り、洗濯をして、自分をおさめるように寝た。多分、寝ればこのモヤモヤは晴れるだろう。

と、思ってSNSを見ると、モレゾーが投稿をしていた。

あたかも1人で中国に行って登ってきて成し遂げたかのような投稿。

彼は何もしてないのになぁ…そんなふうに携帯を閉じて眠った。

小籠包事件

起きてもなんだかわたしの心は疲れたままだった。口を開いたら怒ったり喧嘩ふっかけたりしそうだったので、ずっと黙ることにした。

そして案の定、モレゾーは今日の行きたいスポットを調べているわけもない。

エリアに入る前に、腹ごしらえをしようとわたしが立ち止まる。売っていたのは麺類や、小籠包6個や、揚げパンなど、中国を代表する朝ごはんシリーズ。

小籠包食べたい、でも6個入りは多い。

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問題の小籠包

わたし「小籠包半分たべません?」

モレゾー「お、いいんスカ」

と彼は得意のALIPAYで10元で購入。

わたしはそれと別に、小さな麺類を一つ。

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刀削麺げきうま

小籠包を半分ずつするなら、とおもい、モレゾーに5元わたす。

なのになぜか、モレゾーは、6個入りの小籠包を4個食べた。

半額、半分とは、実に難しいものだ。

結局モレゾーはその小籠包4個で朝ごはんを済ませた。

わたし「あれで足りました?これから結構歩きますけど、、」

モレゾー「んー、エリア入ったら、なんか食べ物売ってる?」

わたしはその時ようやく気づいた。モレゾーは、わたしのことを、ガイドさんかなんかと勘違いしているんだと。

そこでもうわたしのなんかいろいろな精神の線が、プツン、と切れてしまった。

撒いた

結論からいうと、わたしはモレゾーのことをエリア内で撒いた。

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武陵源エリア内猿多し

途中会っても、ひたすら撒き続けた。

撒き続けながら、武陵源を一人で思い切り楽しんでやった。

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ここからしばらく武陵源の様子をお楽しみください
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すごおい
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きゃっはー!
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かっくいい〜!
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アバタ〜〜〜〜〜〜
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ひゃっほー!
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久しぶりに甘いものだって投入★

モレゾーのライン

そのまま撒き続け、わたしは家に帰った。もう会いたくない、そんなふうにまで思った(とはいえ宿が同じなので最後彼が空港行く時に会ったけれど。)

モレゾーが、反面ぱんぱんに機材を詰めたというキャリー(使っているのをみたのはそれの2%くらい)を持って、空港へと向かっていった。と、その直後、彼からラインが入った。

モレゾー「2日間、いろいろアテンドありがとう」

ほら、やっぱり。わたしのことアテンド要員だと思ってる。

ため息がでた。もう無理だ。黙っていられん。

そしてわたしは、これでもかというくらいブチギレたラインを彼に送る。

彼はすぐに返事をくれた。

ものすごい、定型文の返事。

携帯をぶん投げて、ビールを買い込み、M田氏に電話して鬱憤を晴らす。

M田氏も大瓶のビールを大笑いしながら空けて、すっきり。そんな感じで次の都市、鳳凰古城へと旅立つのでした。。

あぁ、素晴らしき張家界の思い出☆

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