リアルタイム中国の奥地、西江千戸苗寨というところにきたら部屋に誰かの髪の毛がめちゃ落ちててちょっと怖いよ、なTABIKODOMOです。
ブログではまだタイ。バンコクから少し離れて、ぎゅるんぎゅるんに壊れたお腹を抱えながらチェンマイに移動してきたその目的は、ズバリ山岳民族に会うこと!!!!
と意気込んで来たものの、①なかなか山岳民族に興味がある人に出会えず②カオソイがうますぎて③居心地良すぎて(これがメイン理由)結構だらけた生活を送ります。
チェンマイメモ
- バンコクからはMo chitバスターミナルから一日にかなりの本数でており、10時間くらいで529バーツ。わたしは寝台をチョイス。
- バス寒い。
- でも水は出るわ、菓子パンでるわ、首に巻くまくらみたいなのでるわ、ブランケットあるわ、コーヒーでるわ、めっちゃ至れり尽くせりでサイコー
- カオサンからもバス出てるみたいでもうちょっと安い。けど↑のようなクオリティは全く期待できない。知らんけど。
- 宿泊先は「slowhouse」という日本人宿。ドミトリー一泊250バーツ。オーナーが飼ってる猫が最高に可愛くて、ノマドしている子やこちらでインターンしてる子などいろんな刺激をもらえた素敵な場所。
山岳民族に会うまでの道のりが長かった
ゲストハウスにいってドミトリーに泊まれば、同じようにバックパッカーが溢れてて「わたしも(俺も)山岳民族会いたい!いこうぜ!」ってすぐなると思っていたのに、
それがすごく甘い考えだったというのがついてすぐに判明。
まず時期。ロイクラトンでもなんでもないので人が少ない。そして長期で、違う目的でいる人たちばかりでだれもつかまらず。
でもわたしはどうしても山岳民族に会いたい!でもバイク1人で乗っていくの場所わかんないしこわい!っていうか寂しい!誰か!
と、ツアーを探してみると、
お一人様にはだいぶ傷深追いする値段設定だった。
ツアーデスクが5km先にあるというので炎天下の中歩いて直接尋ねれば「まあ!こんな暑い中、直接きた人はもっと安いこんなツアーがあるよ」とか「明日でるツアーに相乗りできるよ」というラッキーを求めて汗だくだくになりながら行ったのに
「あーいくらいくらデス(ネットと同じ値段)」
と、うまいこといかず、
しょげながらも頭がフル回転し始めた。
SNSを使って人を探す
便利なこの世の中。ツイッターでもインスタグラムでも、みんなハッシュタグや位置情報を載せて投稿している。ましてやTinderなんて、自分との距離が測れる機能がついているではないか。
(Tinderといえば、バンコクのカオサンロードで日本人を全く見つけられなかったときに、日本人を見つけて一緒に飲むためにM田氏と一緒にふざけてアカウントをつくっていた。)
と、まるで自分が山岳民族のツアーの業者のごとく、
今チェンマイにいて、なんとなく空気感山岳民族好きそうな人にメッセージを送りまくった。
その時は必死だったけど今思えば、Tinderでいきなり「今チェンマイですか?山岳民族に会うのに一緒に行きませんか!?」って送ってくるやつ変態だよな。。
送りまくって、自分で設けた期日までに誰も見つからなかったら、1人でも行こうと決めて帰宅した。
待ってる間のチェンマイの過ごし方
ゆった〜りとした町なので、やることと言えばブログを書くか、飲むか、写真を編集するか、飲むか、美味しいカオソーイ(チェンマイ発祥のカレーラーメン)を食べに出かけるか、飲むか、とぐだぐだしかけていたけど、
ゲストハウスに泊まっていたアクティブなみんなに誘ってもらって、
体育館で卓球したり
朝9時からバスケしたり
と、めちゃめちゃいい汗かいてました。
やっぱ運動はいいね!そろそろ日本も山開きで、スノーボードしたい気分です。めちゃめちゃ。
さて、返信がきた
何人か興味あります!っていう返信をくれて、これは絶対に行けると確信していたのに、その日はだめだ、とか、学校の授業がありますとか、で暗雲再来。
と、そこにTinder経由で返信をくれたY太さん。
「自分いまパーイ(チェンマイからちょっと離れた町)にいるんですけど、今日帰るんでいけますよ!」
今パーイにいて今から帰って来て明日山岳民族一緒に回ってくれるっていう人は絶対いい人。
Y太さん「会って話したほうがはやいとおもうので、これからチェンマイ帰ってからお茶しましょう!あと、バイク借りて2人乗りしていけば安上がりでいけるんじゃないですかね!どうですか!」
って、会ったこともない謎の女をバイクの後ろに乗せて、はるばる山岳民族に会いに行こうだなんていうアイディアが最高すぎて、これは絶対この人と行くべきだってなんだか勝手に確信した。
しかもこのブログの北京〜ウランバートル移動の戦いの記事も読んでくれたみたいでめっちゃおもしろかったとか言ってくれるし、これは絶対この人と行くべきだってなんだか勝手に確信した。(再掲)
ちなみにTinderだからって張り切って盛れてる写真をプロフィールにしてたのに実際現れたのこんなやつでごめんねY太さん。。。笑(ここで謝罪)
カフェラッテを飲みながらのお打ち合わせ
「赤いハーフパンツに黒のTシャツです!」って言われて一体どんな派手めの人なんだろうとそわそわしていたものの、会ってみたらものすごくいい人だった。(ハーフパンツは淡めの赤だった笑)
Y太さんも旅好きで、今はチェンマイに住んでノマド中。そういう暮らし方もあるんだってまた刺激をもらう。
そうして久しぶりにカフェラテなんぞ洒落た飲み物を飲みながら、明日のことについてサクサク話をすすめる。Y太さんもいろいろ調べてきてくれていたけど、結局やっぱりバイクを借りてブンブン乗って行こうということにして、
そのままご飯を食べに行って、しかも久しぶりに日本食居酒屋にいってごちそうにまでなり、明日に備えて寝た。
雨が燦々と降っているではないか
翌日。ものすごい強い雨の音で起きた。
今までめちゃめちゃ晴れていたのに、天気予報をみても今日だけはずっと雨。これはバイクではいけない。
わたし「めっちゃ雨ですね…明日にリベンジいかがですか…」
Y太さん「明日は予定が…」
ここまできたのにいけないのは本当にいやだ。と明日1人でもツアーにいくことを決心し探しまくっていたら、お昼頃いつものチェンマイみたいに晴れてきた。
ぬかるみ地獄はいやなので、こうなったら、ソンテウに今日交渉して、連れて行ってもらおうじゃないか。
あっさりたどり着いた
Y太さんと待ち合わせして、ソンテウに交渉。そしたら「あーおっけいおっけい」と軽く了承してくれたじゃないか。いいやつだなこのソンテウのおっさん。
そういえば最近、バンコクでもチェンマイでもトゥクトゥクやソンテウの数が減った気がするし、前きた時みたいにどこまでも勧誘してきてどこまでもぼったくってくる感じじゃない。彼らもUberやGrabの登場で、収入源が減って必死なんだろうか。
というわけで、市内をでて山道を登ること1時間くらいで、目的の村についた。
今回は己の力でナチュラルに生活している山岳民族のみなさんに会ってみるのをもう諦め、誘致されて一定の場所にいる場所へ。
でここを、「人間動物園だ」と批判する声ももちろんあって、その気持ちもすごくわかるけど、入場料を払って生活を覗かせてもらって、その入場料で彼らの文化が守られ、これからも続いていくなら、わたしは悪くないと思うほうのタチだ。(でもいつかはほんまもんの彼女たちの村を訪れてみたいという気持ちもある)
いるいるいる、たくさんの山岳民族のみなさまが…!
白カレン族、ラフ族、リス族、パロン族、そして首長族ことカレン族。みんなそれぞれやっぱり異なる衣装を着て、独自の建築の家に住み、髪に何かを巻いたり、耳に巨大なピアスの穴を開けていたり、こういう、自分とは全く違う文化で育ってきた人に会うのがものすごく楽しい。
言葉は通じないものの、このお化粧素敵だねとか、この洋服の刺繍サイコーに美しいね、とか、耳のピアス痛くないの?とか、これいいね、あれいいねとか喋りかけまくって、
なんかラフ族のおばあさんに物騒な楽器オススメされて、
いろんな民族のいろんな慣習を少し垣間見させてもらって、
とにかく大満足。
日本ではこういう生活をしているよ、とか、海があってサーフィンしたり、雪が降ってスノーボードするんだよとか、春は桜がきれいなんだとか、生魚すっげいうまいんだぜとか、あなたのこともっと教えてって本当はもっと話してみたかったけど、まぁそれは叶わないのもわかってるけど。
人に出会うってやっぱりいいなーと、改めて思った日。
帰りはY太さんとまさかの日本の焼肉屋さんいってビールとうまい肉で乾杯したらこれまたサイコーにいい気分になって(そしてまたごちそうになりました、いつか5倍くらいにして返します)、チェンマイを離れる決心をするのでした。