【インド・主要4都市】幼馴染と二人旅、始めます。TIPTIP野郎達に負けないインド観光4大都市を巡る〜ジャイプール編〜

ブログを更新しないうちに一時帰国しました、TABIKODOMOです。というわけで現在地は日本です。

コロナの影響でしばらくは旅も中止、なのでこの間にブログをしっかり更新して参りたいと思います。

さて、ブログはようやく、いよいよ2ヶ月滞在したインド編のスタート。中学からの親友がジョインし、まずは観光主要4都市(と思われる)を巡る旅。

インド滞在期間:2019/11/22~2020/1/20(途中12/20-25のスリランカ あり)

ガッサガサの声で合流を待つ

カトマンドゥから飛んでインド・デリーについたのは午後15時。大学生のころに一度訪れたことのあるインドへ再び上陸した。

相変わらずきらびやかな空港を抜け、申請しておいたeビザを取得。今日はここから2時間ほど、中学からの親友がインドに着くのを待つ。

これは大学生のときに来た時のデリーの空港の写真

インドの空港内は基本的にエアチケットを持っている人しか入ることができないので、(なので、一度出てしまうと入れなくなるので注意)建物の外にわんさか待ち受ける、「ぼったくりラブ♡」とほっぺに書かれていそうなくらい怪しさ満点のタクシーやトゥクトゥクのおっさんを横目に、一杯のカフェラテでしのぐことにする。

こんなふうに寄ってたかってくるひとばかり

着いてすぐにインドのSIMカードを手に入れようとするも、なぜかインドのSIMは「購入してからアクティベート(番号が機能するようになるまで)半日〜一日かかる」だとか、「アクティベートするために、なにやら変な番号に電話をかけなければならない」だとか、SIMカードでさえもインドらしさ全開。

そう、ここはついにインド。「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉が存在しない(言葉としてはあるけど誰も言っているのを聞いたことがないという意)、カオスという言葉を通り越した国に、再びやってきてしまった。

インド初上陸の時は寄ってたかってくるのがアイドル気分になっていた

そしてそんな意味のわからない国にやってきてしまったというのに、わたしの体調は最悪で、とめどなく流れ続ける鼻水のせいで、飛行機の中でうまく気圧調整されず耳が永遠に聞こえづらいし、なんせ声がひどい酒灼け以上にかれていて、調子が悪い。

そんなこんなでぼーっとしていると、友達がついた。名はY子。

Y子といえばインドに来る直前にモチベーションを高めようとインド映画をみたらしく、その観たものがインドのテロリストの話だったとかで、そのモチベーションは高くなるどころか、びびりちらしている、とのこと。そんなおちゃめちゃん。

今回インドにパンみたいなお財布もってきていたY子(表面はプーさん)

久しぶり(とは言っても出国直前に地元で会ったので2ヶ月ぶりほど)に会うY子は、やっぱりなんだか安心するし、相変わらず可愛くていい。わたしがカナダに住んでいた時も遊びに来てくれてアメリカトリップをしたり、社会人になっても休みを取ってミャンマートリップをしたりと、Y子はわたしの海外の思い出にはかかせない人物。

記念すべきY子との初プリらしきもの@2005年

ビビリちらすY子と、ホテルに頼んでおいた送迎車に乗る。早速インドの空気の悪さと、交通の荒さに、さらにビビるY子。でも中学の頃から部活帰りに毎日何時間も家の前で話し込んできたわたしとY子の話は、車内でも早速とまるわけもない。

中学2年の遠足らしい。わたしにとってのお洒落とは。

インドを肌で感じ、カレーを食す

車線など1本もないような道を右も左も確認しないまま勢いよく走って、信号で止まるたびに物乞いの親子が窓ガラスをたたく。

あまりみたこともない、劇的に甘そうな食べ物を屋台で売っているのを横目に本日の宿に到着して、ホテルの屋上でさっそくバターチキンカレーとタンドリーチキンを頼む。インドは基本的にお酒を表立ってだしているところはないので、店員にこっそり「ビールはあるかい」ともってきてもらう。

体調はげきわるなので「アルコール消毒」ということでビールを。

これだ、これ。インドの味。日本で食べるインド料理屋よりもずっと雑な作りの感じなのに、それでも「うっま」と思わず声がでるほどうまいこのカレー味のものたちを、わたしはこれから2ヶ月も食べ続けることになるなんてこの時はまだ知らない。

はーうまい

Y子は日本で社会人をしていて、今回も無理くり休暇をとってきてくれた。にも関わらず、ここから10日間の予定を全く決めていないため、カレーを食べ散らかしながらこの10日間に行ききれないほどの予定を妄想しながら組んでみて、とりあえず明日鉄道駅にいくところから始めてみようというところで寝る。

車をチャーター

翌日、チェックアウトして荷物を少しの時間置いておいてよいか尋ねた人が、たまたま「旅行会社を運営している人」なんだとかで、今思えば怪しさマックスだったけれど、そんな人に「ここ(デリー)からジャイプール、アグラまで車チャーターしたほうがいい」なんぞほのめかされて、

電車の予約がすっかり面倒になってしまった我々はその車チャーターの話にのった。

行く場所の説明してくれた紙。意味不明。

1人およそ1万円。電車の時間の遅延を気にしなくていいし、ホテルの目の前まで連れて行ってくれるし、観光地の目の前まで連れて行ってくれるし、つまり重い荷物をもたずに済むし、と考えると、電車移動するよりはお高めにつくけれど全然よい。

ちなみに後々バラナシで会った学生2人組は、同じようなチャーターで1人7万円という悲しいザ・インド的ぼったくりを受けていて、わたしとY子は何も言えなかった。

走り続ける車と、寝続ける我々

車というのは不思議で、乗った瞬間に眠くなる。お昼の休憩だというサービスエリア的なところや、ドライバーが突然トイレをするために高速の脇に車を停める以外、わたしもY子も景色も何も楽しむ間もなく寝る。

サービスエリアで食べたターリー。ラッシーには砂が入っていた

ぼんやり覚えているのは、高速道路のくせにまあまあ地面の割れ目が多いということと、高速道路でもおかまいなしに牛が歩いているということ。

盛れるアプリとやらで遊ぶ。(5分後には就寝)

インド人なのに口数の少ない(←珍しい)ドライバーB氏は、寝続ける我々をそっと寝続けさせてくれて、気づけばあっという間にジャイプールについた。

ドライバーB氏

ジャイプールは別名ピンクシティと呼ばれていて、たしかに町の景色はサーモンピンク一色に統一されている。町の一番の見所Amber Fortと、Hawa Mahalを何事もなかったかのように通り過ぎて、「ここは明日行くから」と。

ここは明日こないから!と通りかかって5分くれたジャル・マハル

さらにホテルに到着すると、「もう日が暮れて外は危ない、夜ご飯は(俺のあげた)バナナで済ませて早く寝ろ」というB氏。

近くにいた鳩のマネをしたのに肝心の鳩が写っていない

昼にカレーはたしかに食べたけれど、夜にカレーではなくバナナで済ませるなんて許せない。わたしとY子は、B氏が自分の泊まるところに去ったのを確認して、夜のジャイプールの町へ繰り出す。

まだ歩き慣れないインドの町。前からも横からも後ろからもバイクと牛と人と車が来る。

大気汚染が凄すぎて買ったマスク。ぺらぺらすぎて向こうが透けてみえる

ハワワとなっているうちに左折する2人乗りのバイクが直進のわたしに追突する。

痛いじゃないか。

Y子、悲鳴。

でもここはインド。その2人乗りのバイクは「ワァーー!メンゴーー!!」的な調子で去って行ってしまった。さすがここはインド。

このソーセージ的なものにハマる

かすり傷をなでながらたんまり美味しいカレーを食べて、車であれだけ寝続けたにも関わらず、再び明日にむけて眠る。

あぁ、シャワー冷たかったなぁ。

湧き出たおっさんガイド

ドライバーB氏は時間通りに朝迎えに来た。「昨日はよく眠れたかい?」なんて言うものだから我々も「うん、バナナおいしかったでーす☆」なんて答える。

走り始めると道でどこから湧き出てきたのかすらよくわからないインドのおっさんを拾う。この湧きおじは、アンバーフォートを案内してくれるガイドであるという。

でたよ、ガイド。

湧きおじと全く説明をきいていないわたし

湧きおじは朝から仕事が入ったので超ごきげんで、ジャイプール1美味しいラッシー屋に連れて行くなり我々のラッシーを注文。(もちろん会計は自分たち。でもここのラッシーおいしかったのでおすすめ)

飲み終わったコップは割るのがルール

ドライバーB氏の寡黙さをいいことに話し続ける湧きおじ。車はそのままアンバーフォートに着く。

もろもろ説明をしながら、行くところ行くところで無数の写真を撮ってくれる。そしてどうやら湧きおじはY子がお気に入りのようで、彼の携帯でわたしにY子との2ショットの写真を撮ってくれとまで頼んでくる。

アンバーフォートでかくてはいきらず

わたしが写真を撮られることに疲れてふざけ始めると「はい、いまふざけてたからもう一枚」と許してくれないし、「ここはこの角度から撮ると、ホラ、枠の間に2人がいていいだろ?」と超意味不明な写真を撮るし、かといってわたしのカメラを渡すと操作に慣れていないのでこれまた意味分からない写真しか撮ってくれない。とどめの一言は毎回「君たちハッピーかい?」である。

枠に収まっててよい、とか言ってた自信ありげな一枚

観光というか、湧きおじに疲れてアンバーフォートを出る。

いよいよポーズがなくなってくるのでふたりも意味不明

なぜ君にチップを払わなければならない

アンバーフォートをでた我々は、ハワ・マハルへ。この建物は駐車場があるわけでもない道の途中にあるものなので、B氏は路駐をして、「はよ、写真だけ撮ってこい」とのこと。

漂う疲労感

ここでもまた湧きおじによるフォトセッションをして、「君たちハッピーかい?」の一言。

そのあとはインドガイドやドライバーお決まりの、お土産物屋に連れていかれる、アレ。

ぐちゃぐちゃにペイントされた可哀想な象に乗ってもアンバーフォートに行ける

土産物屋はどうやらこうしたガイドやドライバー、ツアー会社と連携をくんでいるようで、店に連れて行けばそのガイドやドライバーにポイントが加算、なにかよい特典があるよう。

「ミルダケ」

きっと何度も言ってきたであろうこの日本語の言葉を言って、我々も店に連れていかれる。

今ならすごく人がいないように撮れるから!と何枚も撮り直した。けど写ってるやないかい

店に入るとお決まりのパターンはこうだ。

「今日は何を探してるの?with満面の笑み」

我々は何も探しにきていないし、買いに来てもない。まぁもちろんそんなことは言わないけど、湧きおじがミルダケというから仕方なくきてやったんだという気持ちで、「この石は〜〜」「このスパイスは〜〜」「このガンジーTシャツは〜〜」「このシルクは〜」とものすごい熱心に説明してくれるのは全く耳に入らない。

なんの扉。

その様子が店の人たちにも伝わると、次第に「こいつらは何も買わない」ということが店の人たち中に伝わり、店員全員が冷たい感じになってくる。

あたかも買わないこちらが悪いかのような気持ちにさえなってくる。

観光地にいるインド人はそこまで計算し尽くしている。とおもう。まったく演技派揃いでたまらない。

3人目の仲間みたいな人写り込んでるやないかい

土産物屋からようやくでると、B氏と湧きおじは呑気にチャイをすすっていて、お、行く?なんか買った?という調子。

車はここからアグラへと向かうので早くも湧きおじとはここでお別れ。で、

絶対くるのわかってるけどやっぱりきた。

湧きおじ「チップちょうだい」

チップとはそもそも請求するものではない。君たちインド人はそれを知っているだろうか。

湧きおじ

とはいえ我々も最初からガイド本に従い請求してきたら相場くらいは(必要経費と思い)払おうとしていたので、はいはい、と渡す。

湧きおじ「え、少ない」

チップとはそもそも金額が足りないとか、もっとちょうだいというものではない。君たちインド人はそれをしっているだろうか。

っていうか湧きおじよ、君もY子とるんるん写真撮ってたくせに何を言っている。その写真、次来た日本人に「俺のベストフレンドだ」って見せるんだろう?

ふざけるんじゃないって湧きおじに一番注意された写真。撮り方が一番ふざけてるよ

渡さず離れようとしたが、今日は休日なのに俺は出勤したんだから、だとか、家族がこれでは野田れ死ぬ、だとかうだうだうだうだうるさいので追加で札を投げつけてさよならをした。

せっかく仲良くなったかな、今日はたのしかったなと思っても、最後にバイバイするときに気分が悪くなる、そんなインド人の洗礼を受けて、アグラへと車は向かうのであった。

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