【インド・主要4都市】幼馴染と二人旅、始めます。TIPTIP野郎達に負けないインド観光4大都市を巡る〜バラナシ編〜

最後のブログ更新からもうすぐ1年記念日と気がついてしまい鳥肌がとまらないTABIKODOMOです。

帰国して時間があるので歯の矯正まではじめました

インドにいたのも、もう1年3ヶ月も前のことらしいです。コロナの影響で帰国してから、なんとなく生気を失ったまま過ごしてました。すみません。記憶ではまだ3ヶ月前くらいの出来事な気がするのですが。

日本の生活にようやく慣れ(わたしなにじん?)、しっかり花粉症で家にひきもっているのでやっとブログの更新を再開します。かけるかなぁ。。

というわけで、アグラの次に向かったのは、あの、死体が流れてくる川のあるバラナシ。

人生2度目のバラナシ

ここからは変なドライバーもいない、変なガイドもいない、正真正銘のインド旅。ドキドキっ★…なんていう緊張感もなく、寝台列車の誰がさっきまで頭置いていたんだここわたしの席なんだが、というベッドで爆睡から目覚めた。

もやっと

外は朝なのか夕方なのかもわからないくらいモヤがかかっていて、色の感じからそれは霧ではなく大気汚染によるものだとすぐにわかる。

Y子も起きてきて、「同じ向きで寝ていたから頭が重くて耳がいたぁい」と言っていた。いい感じだ。

どうやら電車は遅れているみたいで、ぼーっとモヤで見えない外を眺めてみたり、天に召されてみたり、時々通りかかるチャイ兄ちゃんを待って飲んでみたり(一杯10Rs=15円くらい)、Y子が日本から持ってきてくれたお菓子をありがたく食べてみたり。

このだだ甘いチャイが沁みる

ようやく数時間遅れてバラナシについた。

あーもうなんかめちゃカオスでーす!みたいな町・バラナシ。

まさかの再会

駅からは寄ってたかってくるトゥクおじたちの中から選抜し、ゴッドリアという交差点(これより川寄りははいれない)までつれてきてもらった。

このトゥクおじ、なんと両手とも指が6本生えていた。

日記より

そこから宿を探して歩いていると「オレ、ナグラ!」と日本語で叫びながら近づいてくるインド人。

暗闇に溶け込むナグラ

ナグラ「アー、ルドラ(宿の名前)ネ!ソコノミチ、ハイッテ、スグミギ!オレノミセ、オミヤゲタクサン、イコウ!クル?アーユーハッピー?」

とか言っていてうざい。

(このいかにも怪しい男、ナグラ。最初はno thank youの一点張りでサヨナラしたが、この後滞在中にほぼ毎日同じ場所で会うただのおちゃめインド人だった。)

さらに歩いていると、髪の毛が永遠に絡まっているサドゥーみたいな人(世捨て人?放浪者?修行者?苦行僧?)が道の真ん中に座っている。

笛吹いて蛇うにょうにょするたびにこちらにチップを要求

もう早速これまでのインドの町と違う、情報量が多すぎて処理ができない。

さて、宿について腹ごしらえを済ませて、久しぶりの洗濯をする。

猿に襲われないようにオリに囲われた屋上の洗濯干場(囲われているほうが人間という猿ワールド)から降りてきたら、なんだか知っている声がする。

えっ

えええええええ!

ぐっさんだ。

タイのバンコクでブログを通じて会った(お腹ピーピーだった)ぐっさん、会う前はわたしのことおっさんだと勘違いしていたぐっさん、同い年で、同じく世界一周中で、ごりごりの大阪弁を操るぐっさんではありませんか!!!

Y子とぐっさんが友達になるってのも不思議で好きな瞬間

何の約束もしていないし、お互いインスタもブログも遅れていて現在地不明だし、バラナシに宿はたくさんあるのに、こういう偶然に、会えるのはものすごく嬉しい。

うわあああいってお互い叫びながらハグをした。(小躍り)

この宿・ルドラゲストハウスは、あきこさんと旦那さんのサンちゃんが経営するバラナシで有名な日本人宿。

フレブルのしーちゃん

看板犬のしーちゃんもいて、旅人をいつでも優しく受け入れてくれて、送り出してくれる。我々が泊まったときも、他にもいろいろなルートや期間で旅をしている、いろいろな年齢の人が集まっていた。

(コロナと理不尽なインドの影響で、ルドラはこの場所から撤退してしまったそうです。またバラナシのどこかで、再開できますように…!!)

入ルンです、川

バラナシといえばガンジス川。

特に個人的に予定はしていなかったものの、宿のみんなに感化されてわたしも沐浴というものにトライしてみることにした。

「浸かって数時間で発熱、嘔吐するらしい」とか「病院に運ばれて点滴うっても治らず、帰国する人もいるらしい」とか、謎の情報でみんなの不安が高まっていく。

このときのみんな、あれからいろいろなところいって、今日本って不思議

決意を固めてガート沿いをみんなで行進していると、すかさず茶化してくるのがインド人・ラッキー。(このあたりで有名な日本人大好きインドボーイ)

「コンナ、キタナイトコ、オレデモハイラネェヨ!!!!」そんなこと言わずに入れ、君はインド人。

「オシリサワッテイイナラ、オレモハイル!!!」触らせねぇから。

「(我々のうちの一人の男性の上裸をみて)オマエノチクビ、メチャピンク!!!!」日本語達者すぎん?

と、他にもワイワイと集まってくるインド人に不安を解消してもらいながら、浸かった。みんなでせーのっで浸かった。

右手だけがでているのがわたし

トップリ……

という感触だった。思ったよりもサラッとしているけど、成分は多分どの水よりも濃い(汚い)、全てを総括して、「トップリ」という表現が一番しっくりくる。

ちなみに、この日一緒に浸かった5人中、1週間ぐらいで体調絶不調に陥ったのが4人以上いたとかいないとか。ガンジス川は、やっぱりいろいろ計り知れない。

おつかれビール

でもこの達成感と、わたしのモレゾーの話をつまみに飲むビールは格別にうまかった。

↓モレゾーの話はこちら

ポケットに消えていくDonation

バラナシといえば、川沿いに火葬場があることでも知られている。

ガンガーを「全てのはじまりと全てのおわり」としているインドの人々は、生まれた瞬間もこの川で祝い、死んだ身体もこの川に流すことが、幸せ、という。

夜に見ると、これまた違った迫力

細くて入り組みまくったバラナシの道を、何人もの大男が担架に乗せた死んだ身体を走って運ぶ。火葬場についた身体は家族に見舞われながら燃やされて、あっという間に灰になって川に流されていく。そんな光景を全てみることができるというのだから、バラナシはやっぱり不思議だ。

ここをものすごいスピードで走ってくる

(妊娠中の女性や赤ちゃんは、燃やされずに流されるらしいです)

Y子とも火葬場を見学にいった。

泣いている親族、燃えている命。いろいろな意味で気持ちが揺さぶられる。あぁ、お父さん、お母さん、今わたしはこんなところにいます、と、揺さぶられていると、わたしの肩を叩くインド人。

「ここは神聖な場所です。ここで燃やされるために、さまざまな設備をフリーで作っているのです、大変なことです。どうか、Donationを。」

ん?

「ここを訪れる人は、全員5000Rsは払います。さぁ、お気持ちを、どうぞ」

手を差し出してくる。

移動しても移動してもついてくる。

ので、本当にDonationに使われると信じて500Rsをわたした。

「(ちっ)あなたの心は狭いです」と彼はポケットにその500Rsを突っ込んで消えていった。

やり方が汚いったら。

一瞬で心がスンっとなってしまった。

そう、それがインド。

#牛のいる暮らし

そんなかんじで心がスンっとなってしまったけれど、やっぱりバラナシはおもしろい。

バラナシ1有名ラッシー店「ブルーラッシー」で映え★女子が好きそうなフルーツたっぷりのラッシーも美味しいし、

ぜんぜん映えてないじゃん!

冬季限定チャイ味?のメレンゲ?でできたお菓子「マライヤ」もすごくおいしい。

一体何なのかわからない美味いマライヤ

道の向こうからすごい勢いで手を降ってくるから近づいてみたら「デリーで超高額ツアーを組まされ二人で16万円を失った大学生」にも出会える。笑

こちらはかの有名な「久美子の家」

世にも奇妙なポーズを真顔でしているヨガマスターの体験レッスンも受けられる。

達人感がすごい

でも、やっぱりこの町の主役は、「牛」なんじゃないかと思ったりもする。

インド中で牛はいるけれど、ここの牛は一味違う。

とおれません

火葬場で親族が涙のお別れをしながらお花を供えているのに、その供えたばかりの花を真顔で食べ続ける牛。

ウンチ垂れ流しまくりながら道を塞いでいて迷惑、な牛。

犬が吠えたのにびっくりして細い路地を人間に激突しまくりながらモウ進してくるすごい怖いよ、な牛。

自分で網?のようなものに引っ掛かって、驚いて暴れ出す、困った〜な牛。

当たり前のようにいて、当たり前のようにそのへんにウンチをする、そんな牛が、なぜインドでは神聖なのか、全然未だにわからない。

朝ごはんも充実。バターと(砂利と勘違いする)ザラメサンド

Y子、体調が優れない

さて、バラナシを堪能し、今回のY子との最終目的地であるデリーへ向かうことにした。

しかも今回は一番ハイクラスな寝台列車で。

駅の売店のご飯が美味しそうに見えるマジックにかかる

前回と同様駅のホームで呑気にサモサを食べていたら、違うと思っていた電車が我々のやつで、また危うく乗り損ねるところだった。またも汗だくになってしまった。

ハイクラスな電車はなんと個室で鍵付き。トイレも水でヒタヒタ、なんてことはない。

ゴミ箱まである!!!!

優雅に眠って目覚めたら、Y子が言った。

「うーんなんか、ダメかも」

このあとぐっさんも、なんとバンコクのM田氏もデリーに集合してくるというのに、Y子の身体は、ジワジワとインドに蝕まれていたのである。

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